総本山長谷寺

登廊

本堂へ向かう399段の階段。天井に吊り下げられた灯籠がまた幻想的。

途中、若い僧侶の方が掃き掃除されていて元気に挨拶してくださる。朝の冷え込みが一気にきたこの日。清々しい気持ちで本堂へ向かいました。

掃除中の僧侶

朝の勤行

入り口で受付を済ませ、本堂へ。

観音様の正面に座らせて頂き待つこと数分。順番に経本と首からかける袈裟を渡されて、流れについて説明が始まる。

この日の参加者は10名ほど。平日にしては多い方だそう。「正座が辛ければ崩していいですよ。」めっちゃ助かるこの言葉。足の悪い方用に椅子の準備もありました。

時間になって続々と僧侶の方々が観音様を取り囲むように入ってこられました。その歩きも一糸乱れぬという言葉ぴったりの動き。

太鼓と鈴の音をきっかけに、一斉に読経が始まります。数十人の僧侶の方々が発する読経の音色が体に響き渡って何とも言えない感情が湧いてきます。経本にはカタカナでふりがなも振ってあるけれど、お経を唱える僧侶の方々に目をとられてしまって全然追いつけない。

30分程続いたお勤めの後半、僧侶の方々は外舞台へと移動され山の各方面へ向かって読経が始まります。天気に恵まれたこの日、空気が澄んでいてその声はきっと遠くまで響き渡っているんだろうなぁ。
長谷寺の麓に暮らす方々は毎朝この声を聞いて1日が始まってるんだろうか?何だか羨ましい。

この日は特別拝観の期間でもあったので、観音様の足元にも行かせて頂きました。10m程もある観音様。真下から見上げる観音様は迫力満点で、こうしてみんなを見守ってくださってるのか・・・と感動。お御足を触らせて頂き、しっかりとお願い事をしてきました。

朝の本堂
結縁の五色線

朝の拝観

朝の勤行が終われば、参加者は自由に拝観できます。本来なら9時からなので、人が少ない中ゆっくり見て回れます。とは言ってもお宿で朝食が待っているのと、御朱印は定刻まで待たないといけなかったので外舞台からの景色を堪能して下山しました。

そんな予定がなければ贅沢な時間が過ごせるので、朝の勤行に参加することは是非お勧めします。

外舞台からの朝日

菊回廊

参拝した時期は菊回廊が開催中でした。登廊の途中、手水社のある場所の階段には菊の花で綺麗に飾られてました。菊ってあんまりいいイメージのお花じゃないから普段はじっくり見る事もないけど、その綺麗さにまじまじと見入ってしまいました。

菊回廊

御朱印

朝の勤行の時間は御朱印がいただけないので、一旦お宿へもどって朝食を。
旅先でいただく朝ごはんってなんでこんなに美味しいんだろう。

腹ごしらえもすんでチェックアウトしたら再度長谷寺へ。
朝の勤行に参加していたら、入山書を見せれば再度入れていただけます。

早朝の時とはまた違った気分で登廊を進み、頂上を目指します。
無事に御朱印をいただき、広い境内を散策。

ご朱印

この日は本当にお天気が良くって、青空にお寺の風景がよく映えてました。

広い境内、気づけば2時間くらいあっという間に過ぎていて清々しい時間を過ごせました。
美しい登廊も後ろ髪を引かれる気持ちで後にしました。

回廊を降りる僧侶

季節ごとに色んなお花が楽しめるお寺としても有名な長谷寺。
また季節ごとに参拝に訪れたい場所でした。

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